いい人をやめると楽になる 曽野綾子

この方、最近は、老いの才覚 (ベスト新書)という本が売れているようです。
自分が「いい人」とは思わないが、読むと楽になった気がする本。

以下引用

いい人と違って、悪い人だという評判は、容易にくつがえらないから安定がいい。いい人はちょっとそうでない面を見せるだけですぐ批判され、評価が変わる。

会社でも家でも無理をすれば、疲れて人間を失うのは当たり前である。嫌われたら嫌われていればいいのだ。無能だと判断されたら、無能な顔をしていればいいのだ。真実は、それ以上でもそれ以下でもない。

「ほどほどの」という形容詞が付く状態ほど、愛や許しを思わせるものはない。
...だから私は、生涯、ほどほどの悪いことをしてしまし、ほどほどのよいことができたらと願って暮らすのだろう、と思う。それ以外の生き方など考えられない。

ほどほどの善、ほどほどの悪、を座右の銘とするか。

多分、自分の座右の銘って、コロコロ変わっている気がするが。。。